三国XATSUにおいて、LR(Legend Rare)武将の選択は最も重要な決断の一つです。
ガチャでは入手できないLR武将は、期間限定イベントやサーバーオークションでかけらを集めて入手するため、慎重な選択が求められます。
この記事では、効率的なLR武将の選び方と、実際の失敗談から学ぶ注意点をお伝えします。
LR武将選択の基本原則
1. 手持ちロールを補完する選択

最も重要なのは、現在の編成で不足している役割を補うLR武将を選ぶことです。
魏・呉・蜀・群雄・普のLR武将の役割分類
- 支援・怒気操作: 羊祜、陸抗、木鹿大王、李秀、司馬炎、陸機、緑珠、賈南風
- 攻撃: 董淵、南華、蕭白、杜預、文鴦、衛介、劉伶
- コントロール: 馬雲緑、龐植、潘安
- 防衛: 苟灌
- 攻撃&支援: 周姫
- 支援(間接ダメージ特化): 孫姫
2. 汎用性重視の選択指針
編成の幅を広げたい場合は、以下の優先順位で選択することを推奨します:
推奨優先度
- 羊祜(怒気操作特化) – 最優先
- 汎用アタッカー(董淵、南華、杜預など)
- 陣営特化武将(手持ちに合わせて)
なぜ羊祜が最優先なのか
-
味方の奥義回転を爆速化
・[韻音玉纓]で敵から怒気を吸収し、そのまま味方へ分配。
・さらに「自身行動終了時」に味方の怒気が少ない3体へ各2pt回復(敵が3人超)。
→ 開幕から奥義ゲージを“奪って配る”ことが同時にでき、チーム全体の回転率が上がる。 -
敵数に応じて強い“二面性”
・敵が多い時(4体以上):吸収量が増えるトリガー([矍先1]で吸収+1の条件)、吸収1ptごとに自己アーマー付与([兼備2])。
・敵が減った時(3体以下):476%の単体高火力([清音]の分岐)+自己怒気回復、撃破ごとに怒気+1。
→ 試合序盤は供給と制御、終盤は確実に落とす火力へと役割が自然に切り替わる。 -
止まらない味方、崩れにくい前線
・敵3体時、「怒気吸収が一定以下」なら味方怒気最少3体の異常状態解除+追撃([巧拙3])。
・神器「天音青玉の簫」で、敵4体以上なら最低HP味方に御甲(最大HP18%)付与、3体以下なら追加奥義1回(怒気消費なし)。
→ デバフ・耐久・追い打ちを一人で補完し、試合展開が安定。 -
常時バフで全体底上げ
・全員HP+20%、攻撃+12%(飛昇1開放時)。
→ 置くだけでチームの基礎力が上がる。

怒気の奪取から味方への分配を単体で完結でき、どんな編成でもまず腐らず全体の強さを底上げできるため、取得優先度は羊祜が最上位です。
役割別おすすめLR武将ランキング
支援・デバフ部門
1位:羊祜(晋・支援)

羊祜
怒気吸収と分配の専門家
- スキル:韻音玉纓 – 敵3体超時にHP最大3体へダメージ+怒気2pt吸収し味方に分配、敵3体以下時は単体に476%高火力
- 強みポイント:
- 敵が多い場合は怒気コントロールが強力(吸収+分配)
- 敵が少ない場合は単体高火力に変化する二面性
- 敵撃破ごとに怒気+1で奥義回転率が向上
- 神器解放で御甲付与や追加奥義も可能
怒気操作の詳細
- 敵4体以上:怒気2pt吸収→味方分配、行動終了時に味方怒気最少3体へ2pt回復
- 敵3体以下:単体476%高火力+自身怒気+1回復
- 凸1効果:状態異常持ちから吸収時は追加+1、3体以下時は160%間接ダメージ追加
アーマー・回復効果
- 凸2効果:怒気1pt吸収ごとにHP+3%アーマー付与(4体以上時)
- 凸3効果:3体時に状態異常解除+48%追撃ダメージ
神器による完全性
- 4体以上時:奥義後にHP最少味方へ18%御甲付与
- 3体以下時:撃破失敗なら追加奥義発動(48%ダメージ、怒気消費なし)
適用場面
- 全ての編成・陣営で活躍する汎用性No.1
- 序盤は怒気供給、終盤は高火力フィニッシャー
- 長期戦・短期戦どちらでも対応可能
- LR武将選択で迷ったら最優先候補
2位:潘安(普:制御)

潘安
混乱付与の制御専門家
- スキル:桃李春風 – 敵攻撃上位2体に235%魔法ダメージ+40%で混乱状態付与(女性武将なら50%に上昇)
- 強みポイント:
- 混乱により敵同士で攻撃させる制御性能
- 女性武将に対して特効(混乱付与率80%まで上昇)
- 凸効果で混乱時の怒気削り効果も強力
- 神器解放で混乱時の追加間接ダメージも獲得
混乱効果の詳細
- 混乱状態の敵は80%確率で味方のHP最少武将を通常攻撃
- 凸2効果:混乱敵が味方攻撃時は怒気-2、敵攻撃時は怒気-4
- 女性武将からの攻撃時70%で反撃混乱付与
適用場面
- 女性武将が多い敵編成に対して特に有効
- 回復役や支援役を混乱させて機能停止を狙う
- 長期戦で敵の怒気を削って優位に立つ
3位:龐植(群雄:コントロール)

龐植
怒気操作と制圧デバフの専門家
- スキル:悠々自適 – 怒気最少の敵2体に235%物理ダメージ+1ターン「制圧」状態付与
- 強みポイント:
- 制圧により敵の怒気回復を完全封じ
- スキル使用時に敵怒気-2(状態異常持ちなら追加-1)
- 制圧敵死亡時に状態異常を周囲に転移させる爆発力
- 神器解放で無敵解除+怒気回復も獲得
制圧効果の詳細
- 制圧状態の武将は他武将からの怒気回復効果を受けられない
- 凸6効果:ターン終了時、制圧敵の怒気をさらに2pt減少
- 凸3効果:制圧敵死亡時に「無敵吸血・無敵・毒・鉄鎖・麻痺・めまい・沈黙」を転移
適用場面
- 敵の奥義発動を徹底的に封じたい場合
- 群雄編成で状態異常転移確率を高める(群武将1体ごとに+35%)
- 無敵持ちの強敵に対して神器の無敵解除が有効
- 長期戦で敵全体の行動を制限して優位に立つ
攻撃・火力部門
1位:杜預(晋・攻撃)

杜預
範囲攻撃の決定版
- 基本スキル:無間赤練 – 敵全体に術ダメージ139%+怒気2pt回復
- 強みポイント:
- 御甲持ちへの追加間接ダメージが強力
- 味方同品質武将との連携で追撃発動
- 怒気回復力が高く継戦能力抜群
才能(涅槃)効果詳細:
- 功勇1:味方同品質武将の会心・敵回避時に追撃発動(怒気消費なし)
- 練習2:追撃発動ごとにダメージ上昇(+8%ずつ)
- 撃実3:味方同品質武将数分の被害無効。毒・やけど反射ダメ+15%
2位:水鏡(蜀・攻撃)

水鏡
奥義連発型アタッカー
- スキル:必殺の領域 – 敵縦2列に126%魔法ダメージ+怒気+2回復
- 強みポイント:
- 敵撃破時に怒気消費なしで追加奥義
- 連鎖的に大ダメージを与える
- 神器で死亡トリガーの常時火力上昇
才能(涅槃)効果詳細:
- 輝趨3:敵撃破時に怒気消費なしで追加奥義(威力48%)
- 懿徳5:追加奥義発動ごとに奥義ダメ+12%
- 潜在能力6:追加奥義ダメ+36%
3位:文鴦(晋・攻撃)

文鴦
会心連動の超攻撃型アタッカー
- スキル:万将濶走 – 敵2縦列に126%物理ダメージ(対象減るごとに+18%)+味方最弱2体に「鳳鴦」付与
- 強みポイント:
- 味方の会心攻撃に連動して追加通常攻撃を発動
- 味方が3回行動するたびに追加奥義発動(怒気消費なし)
- スキル使用回数に応じて間接ダメージが累積強化
- 神器解放で味方残り2人以下時に2回行動の爆発力
連携攻撃の詳細
- 凸1効果:同陣営武将の会心時に追加通常攻撃(1ターン各武将につき1回)
- 凸2効果:同陣営武将3回行動で追加奥義(ダメージ48%、怒気消費なし)
- 凸3効果:スキル使用ごとに間接ダメージ強化(最大160%まで累積)
神器効果の爆発力
- 味方死亡時:間接ダメージ+40%(最大160%まで累積)
- 味方残り2人以下:1ターン2回行動で圧倒的火力
適用場面
- 晋編成で会心率の高い武将と組み合わせ
- 短期決戦での一気呵成の殲滅戦
- 劣勢時の逆転要素として神器効果を活用
- 長期戦よりも素早い戦闘終了を目指す編成
防御・制御部門
1位:苟灌(晋・防衛)

苟灌
挑発と高耐久の防御専門家
- スキル:銀翼の獅子舞 – 怒気最高の敵に350%物理ダメージ+1ターン挑発、挑発消失後に自身へ最大HP18%アーマー獲得
- 強みポイント:
- 確実に敵主力を挑発で引き受ける盾役性能
- 4ターンごとに最大HP50%回復+18%御甲の超回復力
- 味方高品質武将の致死ダメージを身代わり
- 神器解放で挑発時の怒気回復も獲得
防御能力の詳細
- 奥義後のアーマー獲得で継戦能力が極めて高い
- 凸1効果:4ターンごとに状態異常解除+HP50%回復+18%御甲の鉄壁防御
- 凸2効果:味方高品質武将の致死ダメージを1回代受(戦闘中1回)
挑発システム
- 前ターン挑発できなかった対象を優先攻撃
- 凸3効果:奥義対象数+1で複数挑発が可能
- 神器効果:挑発状態の敵から攻撃を受けると怒気2pt回復
適用場面
- 晋編成での絶対的な盾役として
- 高火力敵から味方を確実に守りたい場合
- 長期戦で持久力を活かした戦術
- 致死ダメージ身代わりで重要武将を守る
- 挑発による敵行動制御が必要な高難度戦
2位:朱桓(呉/支援)

朱桓
“異常反射シールド”で味方を守りつつ怒気を回すカウンター支援
- スキル【霊虎降臨】:味方のHPが最も高い2体に「状態異常をはね返すシールド」を1ターン付与。シールド所持者が武将スキル由来のやけど/中毒/麻痺/めまい/沈黙 などを受けた場合は100%で相対位置の敵へ反射、虚弱/制圧は50%で反射。各シールドの反射回数は2回。
- 強みポイント:
- デバフを“無効化+相手に返す”二重の防御とカウンター。
- 才能でスキル後に全体の怒気回復、シールド対象はさらに+1で回転力UP(渾朧3)。
- 全体HP+20%/攻撃+12%の編成強化(渾朧4)。
- シールド対象が2→3体に拡張(渾朧5)で安定感大幅増。
- 行動終了時、シールド持ちの異常を解除。解除対象が無いと15%で追加行動(各層15%、1ターン1回/渾朧6)。
適用場面
- デバフ主体の敵(やけど・中毒・麻痺・めまい・沈黙など)に強い編成の核。
- 呉編成の耐久+怒気循環を同時に底上げ。
- 虚弱/制圧は50%反射のため、他の対策と併用すると盤石。
- 反射が連鎖しやすい対戦環境で神器と好相性—受けて返しつつゲージを稼ぐ運用が刺さる。
筆者の失敗談:やけど編成の落とし穴
呉陣営でのやけど特化編成が裏目に出た話

孫姫
筆者は呉陣営でプレイしていたため、やけど状態に効果的な孫姫を取得しました。
孫姫取得の判断理由
- やけど対象に毒酒付与で間接ダメージ
- 呉武将が毒酒対象攻撃時に怒気削り
- 一見すると呉編成にマッチしていると思った
実際に使ってみた結果
❌ 毒酒システムが思ったより実践的ではない

毒酒の効果は「回復効果を間接ダメージに変換」ですが、実戦では以下の問題がありました・・・
- 敵の回復頻度が意外と少ない
- 間接ダメージの発生タイミングがコントロールしづらい
- 他の直接的なデバフの方が有効だった
さらなる失敗:周姫の追加取得

周姫
やけど状態の敵へダメージを稼げる周姫も取得してしまいました。
周姫の詳細スキル:
- 輝凰業火:やけど状態なら172%ダメージ(通常122%)
- 悲愴5:やけど対象なら生存男性数×10%で奥義追加発動
- 孤禍5:攻撃・被攻撃時に対象を常にやけど状態に
編成幅が狭まった結果

周姫を活かすにはやけど付与武将(周瑜など)が必須となり
- 編成の自由度が大幅に低下
- 他の有力武将を試しづらくなった
- やけど状態を解除されると、与ダメが稼げない
学んだ教訓
- LR武将の選択においてはシナジーよりも個性能を重視すべき
- 状態異常特化は編成を縛りがち
- 汎用性の高い武将から優先すべき
もし最初からやり直すなら:羊祜や杜預など汎用性の高い武将を優先し、その後で陣営特化を検討したでしょう。
まとめ:失敗しないLR武将選択のポイント
現在の編成で不足している役割は?
汎用性vs特化性のバランスは適切か?
長期的な戦力向上に繋がるか?
複数の編成パターンで活用できるか?
最終的な推奨方針
- 迷ったら羊祜:怒気操作の汎用性は他に代えがたい
- アタッカーは2番目:火力役は比較的代替が利く
- 特化武将は慎重に:本当に必要か再度検討
特に避けるべきパターン
呉やけど編成の過度な投資のように、特定の戦術に依存しすぎる選択は編成の幅を狭めるリスクがあります。毒酒(間毒酒)の実際の性能も期待より低く、周瑜への依存度が高すぎるため、他の選択肢を検討することを強く推奨します。
LR武将の選択は重要な決断です。短期的な強化より長期的な戦力向上を重視し、慎重に選択することをお勧めします。
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